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九州エリアにおけるデマンドレスポンス事業を開始
2019年03月29日
東京電力ベンチャーズ株式会社
Centrica business solutions株式会社
東京電力ベンチャーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:赤塚新司、以下「東電ベンチャーズ」)は、本年4月1日より九州エリア※1で新たにデマンドレスポンス事業(以下、DR)に参画します。
DR事業への参画に際しては、Centrica business solutions株式会社(本社:英国ウィンザー、代表取締役社長:Jorge Pikunic、以下「セントリカ社」)が提供する先進的DRプラットフォーム「FlexPondTM※2」を活用し、九州電力株式会社が募集した厳気象対応調整力※3のオペレーションを開始します。
近年、増加傾向にある再生可能エネルギーは、天候の影響を受けやすく発電量の予測が難しいことから、今後、系統運用事業者※4の需給調整・周波数調整が、より一層難しくなることが想定されます。
欧州では、既に需給調整・周波数調整のためにDRが積極的に活用されており、日本においても、需給調整市場※5が開設される2021年度以降、DRの活用拡大が期待されています。
こうした中、東電ベンチャーズは、再生可能エネルギーが電力系統へ大量に接続され、DRに適した工業地域が多数存在する九州エリアにおいて、DR事業に参画するため、欧州各国で優れた実績を有するセントリカ社が提供するDRプラットフォーム「FlexPondTM」を採用することといたしました。
「FlexPondTM」は、高度なAIおよびIoT技術を活用し、信頼度の高いDRの実現が可能で、東電ベンチャーズが保有する電気事業のノウハウと融合することにより、安定的な系統運用に貢献するとともに、お客さまへ高いメリットを提供します。
今後、両社による共同企業体の設立を視野に入れて、事業運営に取り組んでいくとともに、両社は、DR事業の推進により、電力事業に関わる全てのステークホルダーの利益を拡大するとともに、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
以 上
※1九州エリア・・・福岡県、熊本県、長崎県、大分県、佐賀県、宮崎県、鹿児島県
※2FlexPondTM・・・Centrica business solutionsが提供する高度なAIおよびIoT技術を活用して
信頼度の高い自動DRを実現するクラウドシステム
※3厳気象対応調整力・・・猛暑時等の需給ひっ迫時に需給バランス調整のために確保される調整力
※4系統運用事業者・・・送電線や配電線の管理・運用を行う電力会社
※5需給調整市場・・・電力会社が周波数調整や需給バランス調整を行うために必要な調整力を効率的
に調達・取引する市場
<別 紙> 九州エリアにおけるデマンドレスポンス事業概要
■本件に関する提携申し込み、お問い合わせ先
・担当:東京電力ベンチャーズ株式会社 瀧ケ崎 光
・Email:DR@tepcoventures.co.jp